鼻の中の痛いできものを最短で治す!専門医が教える正しい対処法
鼻 の 中 の でき もの 治し 方を知る前に、まず手鏡を置いて指先を鼻から離してほしい。小鼻のあたりをつまんだ瞬間、ズキリと走る鋭い痛み。息をするだけでも違和感があり、気になってつい指でいじってしまう人は多い。しかし、その無意識の接触こそが、小さな炎症を厄介な腫れ物へと悪化させる最大の要因だ。
急激な腫れと拍動性の痛みを抑え込むためには、鼻 の 中 の でき もの 治し 方を正しく理解し、原因菌に対して的確な初動を打つ必要がある。単なる吹き出物と侮って誤った処置を続けると、顔面の静脈洞にまで影響を及ぼすリスクすら孕んでいる。
なぜ鼻腔内に激痛が走るのか?「鼻前庭炎」と「面疔」の正体
鼻の穴の入り口付近は医学的に「鼻前庭」と呼ばれる。このエリアの毛穴に細菌が入り込み、急性炎症を起こす病態が毛嚢炎であり、それが鼻腔全体に広がった状態が鼻前庭炎だ。さらに深部の皮下組織まで感染が波及し、硬いしこりを伴って赤く腫れ上がったものを、伝統的な俗称も含めて面疔と呼ぶ。
耳鼻咽喉科学の知見によれば、痛みの直接的な元凶の多くは皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌だ。鼻毛を強く引き抜いたり、乾燥した鼻くそを無理にほじくったりした際に生じた微細な傷から菌が侵入し、一気に増殖する。鼻の皮膚は軟骨と密接に張り付いているため、わずかな腫れでも組織の内圧が急上昇し、指先で触れただけでも飛び上がるほどの激痛が生じる仕組みだ。
痛い鼻の中のできものを最短で治す!専門医推奨ケアと絶対NG対処法
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会に所属する耳鼻咽喉科専門医が口を揃えて警告するのは、「自己判断で潰す行為の危険性」だ。鼻から上唇にかけての三角地帯(危険三角)は脳へとつながる静脈網が発達しており、無理に膿を絞り出そうと圧迫すると、細菌が血管内に逆流して重篤な頭蓋内感染症を引き起こす懸念がある。
最短で炎症を鎮火させるための基本原則は「触らない」「冷やす」「清潔を保つ」の3点に尽きる。ズキズキとした強い痛みがある初期段階では、清潔な保冷剤をタオル越しに小鼻の外側から当て、局所の血管を収縮させて拍動性の痛みを和らげる。患部に指を入れる行為は厳禁であり、鼻をかむ際も刺激を避けて優しく押さえる程度にとどめなければならない。
ドラッグストアで選ぶべき外用薬とセルフメディケーションの境界線
初期の軽微な毛嚢炎であれば、薬局やドラッグストアで手に入る抗生物質軟膏を用いたセルフメディケーションが有効な選択肢となる。厚生労働省が推進する自主的な健康管理の流れのなかでも、早期の適切な一般用医薬品の使用は症状悪化を食い止める防波堤として機能する。
市販薬を選ぶ際は、黄色ブドウ球菌に対して抗菌力を持つ成分(クロラムフェニコール、フラジオマイシン硫酸塩、バシトラシンなど)が配合された軟膏を確認したい。塗布時は指を直接使わず、清潔な綿棒の先端に少量の軟膏を取り、鼻の入り口付近のできものへ優しく乗せるように置くのが鉄則だ。ただし、ステロイド成分が単独で高濃度に含まれる軟膏は、局所の免疫を低下させて細菌感染を長引かせる恐れがあるため、化膿が目立つ場合は配合成分を薬剤師に確認した上で選定する必要がある。
医療機関を受診すべき危険なサインと皮膚科・耳鼻科の選び方
医療情報メディアのメディカルノート等でも指摘されている通り、自己ケアで様子を見てよい期間はせいぜい2〜3日だ。市販の軟膏を塗っても痛みが引かない場合や、小鼻の外側まで赤く腫れ上がり熱感を帯びてきた場合は、迷わず医療機関の門を叩くべきだ。
日本皮膚科学会の診療指針でも、深部に達した面疔に対しては内服の抗菌薬による全身投与が推奨されている。鼻腔の深い場所や鼻中隔(左右を分ける仕切り)に近い部分のトラブルは耳鼻咽喉科、鼻の頭や皮膚表面の強い赤み・化膿が主症状なら皮膚科を受診するとスムーズだ。発熱や激しい頭痛を伴う場合は、感染が拡大している警告サインであるため、夜間であっても救急外来の受診を考慮しなければならない。
繰り返す鼻トラブルを断ち切る日常の鼻腔衛生と粘膜バリア保護
鼻前庭炎を一度治しても、数ヶ月後に再び同じ痛みに見舞われるケースは後を絶たない。再発を防ぐ鍵は、鼻粘膜のバリア機能を壊さない日常習慣の徹底にある。
まず見直すべきは鼻毛の処理方法だ。毛抜きで根元から引き抜く行為は毛根を傷つけ、細菌の侵入経路を自ら作るようなものだ。先端が丸い鼻毛用ハサミや電動シェーバーを使い、外から見えやすい部分だけを軽く整える程度にする。また、エアコンによる室内の乾燥や花粉症による頻繁な鼻かみも粘膜を傷つけるため、ワセリンを綿棒でごく薄く塗布して摩擦を減らし、鼻腔内の湿度を維持する防護策が極めて効果的だ。 (出典: 鼻 の 中 の でき もの 治し 方(Yahoo!ニュース))