国際通りの夜を焦がす三線生ライブ!島唄と地料理とぅばらーま
島 唄 と 地 料理 と ぅ ばら ー まの暖簾をくぐった瞬間、耳朶を打つ鋭い三線の爪弾きと、煮込まれたラフテーの甘辛い芳香が一気に五感を奪う。熱気に満ちたフロアには、赤瓦の古民家を模した舞台。見渡せば、県外からの旅行者も地元の島人も等しくジョッキを傾け、唄者の指先に視線を注いでいる。沖縄県那覇市国際通りの喧騒の真ん中で、これほど濃厚な情熱を放つ場所が他にあるだろうか。
観光客でごった返すメインストリートにあって、単なる観光レストランの枠組みを鮮やかに飛び越えている島 唄 と 地 料理 と ぅ ばら ー ま。本土復帰前の面影を残すようなノスタルジックな設えと、妥協のない本物の味わいが同居する空間には、今宵も席を求める人々の列が絶えない。
夜の国際通りを揺らす三線ライブ!八重山民謡「とぅばらーま」の魂
ステージに立つ唄者がバチを振り下ろすと、空気が一変した。響き渡るのは、店名の由来でもある八重山民謡「とぅばらーま」の切なくも力強い調べ。沖縄民謡・島唄のなかでも屈指の難曲とされるこの歌は、かつて八重山の島々で想い人へ愛を伝えるために歌い継がれてきた叙情詩だ。張り詰めた弦の音がフロアの隅々まで染み渡り、ざわめいていた客席が水を打ったように静まり返る。
だが、しっとりとした情緒だけで終わらないのがこの店の真骨頂。曲調が一変し、テンポの速いエイサー調のナンバーが始まると、三線(サンシン)ライブの熱狂は一気に最高潮を迎える。指笛が鳴り響き、見ず知らずの客同士が手拍子を合わせる。ライブというより、ひとつの巨大な宴席だ。音と酒が人を結びつける南国の夜が、ここにある。
職人が紡ぐ本物の琉球料理・沖縄郷土料理と厳選された琉球泡盛
音楽の迫力に圧倒されがちだが、テーブルに運ばれてくる皿の完成度にも目を見張る。提供されるのは、古来の調理法を実直に守り抜いた琉球料理・沖縄郷土料理の数々だ。時間をかけて脂を抜き、泡盛と黒糖で飴色になるまで煮込まれたラフテーは、箸を入れた瞬間に繊維がほどける。口に含めば、皮目のコラーゲンがとろりと舌の上で溶け出した。
ゴーヤーチャンプルーの鮮やかな苦味と島豆腐の素朴なコク、そして鮮度抜群の海ぶどうのプチプチと弾ける食感。これらを迎え撃つのは、沖縄本島および離島各地から集められた泡盛・琉球泡盛のコレクションだ。初心者向けのフルーティーな銘柄から、数年間じっくりと甕で熟成された古酒(クース)まで、料理とのペアリングの幅広さは専門バー顔負けの深みを持つ。
株式会社JCCが手掛ける飲食・観光エンターテインメント業界の革命
この完成された空間プロデュースを牽引しているのが、沖縄の食と文化を全国に発信し続ける株式会社JCCだ。飲食・観光エンターテインメント業界において、同社は単なる食事の場を提供するのではなく、「沖縄の歴史・文化体験そのものを味わう場」を創出することに心血を注いできた。
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が掲げる高付加価値な観光体験の推進とも呼応し、地域の伝統芸能の継承者を積極的に起用。若い唄者たちに舞台を提供し、伝統を現代のエンターテインメントとして昇華させる試みは、カルチャーの持続可能な発展という側面からも熱い注目を集めている。
予約殺到の舞台裏!最新の混雑回避術と限定クーポン活用ガイド
連夜満席が続くこの店をストレスなく満喫するには、事前の戦略が欠かせない。ディナータイムのピークである19時台から20時台にかけては、飛び込みでの入店が極めて困難な状況が日常化している。ライブステージがよく見える良席を確保したいなら、最低でも来店の2〜3週間前には予約を押さえておくのが鉄則だ。
混雑をスマートに回避するなら、第1部ライブに合わせた17時台前半のアーリーチェックイン、もしくは21時以降のレイトタイムを狙うのが玄人筋の常套手段。また、予約時には食べログ(Tabelog)やぐるなび(Gurunavi)などの主要グルメサイトを必ず巡回したい。時期によっては、乾杯ドリンクのサービスやコース料理の割引といった限定クーポンがゲリラ的に配信されている。予約ルートひとつで満足度が大きく変わるため、入念な下調べを怠らないようにしたい。
旅の夜を一生の思い出に変えるカチャーシーの渦へ
宴の終盤、唄者の「イーヤーサーサー!」の掛け声とともに、店内の照明が一段と華やぐ。始まったのは沖縄の祝宴の締めくくり、カチャーシーだ。最初は照れくさそうに席で手を揺らしていた観光客たちが、唄者の手ほどきで一人、また一人と席を立ち、通路へと繰り出していく。
老若男女、国籍すら関係ない。両手を頭上に掲げ、手首をしなやかに返しながら笑顔で踊り狂う人の輪。旅の恥も日常のストレスも、三線のアップテンポなリズムと指笛の響きの中に綺麗さっぱり消し去られていく。旅先で求めていた「沖縄の熱気」が、まさにこのフロアで渦を巻いていた。 (出典: 島 唄 と 地 料理 と ぅ ばら ー ま(Yahoo!ニュース))