冷蔵庫の水抜きを怠ると大惨事?引っ越し前日の必須手順と裏ワザ
冷蔵庫 引っ越し 水 抜き――この工程をただの「後片付け」と侮ると、痛い目を見る。新居への搬入時にトラックの荷台が水浸しになり、他の家具や段ボールを濡損させた挙句、最悪の場合は心臓部の電気系統がショートして高額な買い替えを強いられる。新生活のスタートを台無しにするトラブルは、現場で後を絶たない。
現場を預かる引越運送業のドライバーたちにとって、前日までに冷蔵庫 引っ越し 水 抜きが完了していない個体は最大の警戒対象だ。一般社団法人家電製品協会の安全指針や主要メーカーの構造特性を踏まえつつ、運搬時の故障や追加費用をゼロにする黄金のスケジュールと実践テクニックを解き明かす。
放置すると追加請求も?水抜きを怠った代償と故障のリアル
水抜きを怠ったままトラックに積み込むと、移動中の揺れで内部に溜まった水が漏れ出し、背面のコンプレッサー周辺や基板に直接侵入する。精密機器にとって水分は大敵だ。運良くショートを免れたとしても、漏洩した水が隣接する高級寝具や家電を汚染すれば、荷主責任として損害賠償を請求されるケースすらある。
作業員が当日朝に水滴を発見した場合、その場で積載を拒否されたり、急遽の乾燥作業に伴う「特別作業工賃」が発生したりすることも珍しくない。数千円から数万円の痛い出費を避けるためにも、事前の完全な排水が欠かせないのだ。
電源を切る黄金タイミング:前日夜では遅すぎる明確な理由
「前日の夜寝る前にプラグを抜けば十分」という思い込みは危険だ。庫内に蓄積した氷や霜が完全に融解するまでには、室温にもよるが最低でも12時間から16時間ほどを要する。冬場の冷え込みが厳しい住環境なら、24時間前には電源を落としておくのがプロの鉄則だ。
自動製氷機能が付いた機種なら、さらにその前日(2日前)から「給水タンクの水抜き」と「製氷停止設定」を済ませておく必要がある。最後に作られた氷を捨て、パイプ内に残った水分を出し切らなければ、運搬中の振動で製氷ユニットから水が逆流するからだ。
主要4大メーカー別に見る構造の差異と蒸発皿の確認ポイント
パナソニック株式会社や日立グローバルライフソリューションズの主力モデルは、本体底部や背面に蒸発皿(ドレンパン)が内蔵されているタイプが多い。通常運転時はコンプレッサーの熱で水分を気化させているが、電源を切れば当然ただの水たまりと化す。
三菱電機株式会社の機種では下部パネルを外してホースから直接排水するタイプがあり、シャープ株式会社の製品では背面下部のドレン口から本体を後方に傾けて排水を促す仕様も見られる。各社の取扱説明書に従い、蒸発皿を取り外して洗うか、専用トレイから水を完全に捨て去る作業が必須となる。
「水が全く出てこない」時の原因究明とプロ直伝の対処法
いざ蒸発皿を確認しても一滴も水が溜まっていないことがある。焦る必要はないが、放置も禁物だ。近年の高機能モデルは気密性が極めて高く、霜取りが不要なファン式構造を採用しているため、庫内にそもそも霜が付着していなかった可能性が高い。
ただし、内部の排水ホース(ドレンパイプ)にホコリやヘドロが詰まり、水分が内部でせき止められているケースもある。この場合、本体を45度ほど後ろへゆっくり傾けることで、奥に滞留していた水が一気に流れ出てくる。最後は庫内底面やパッキンの溝を乾いたタオルで拭き上げ、雑菌の繁殖とカビの発生をブロックしよう。
サカイやアートも注視する運搬トラブル防止と霜取りの完全手順
サカイ引越センターやアート引越センターといった大手業者の約款でも、家電製品の水抜き・霜取りは荷主側の基本義務として明記されている。現場作業員がトラックへ運び込む直前、ドアを開けて庫内をサッと触るだけで、事前の霜取りが正しく行われたかどうかは一目瞭然だ。
霜取りを急ぐあまり、アイスピックやドライヤーを使うのは厳禁。冷却パイプを傷つけて冷媒ガスが漏洩したり、庫内のプラスチックが熱変形したりして再起不能になる。ドアを全開にして常温の風を当てるか、扇風機を庫内に向けて回すのが最も安全でスピーディーな裏ワザだ。
くらしのマーケット等で見られる当日トラブルを未然に防ぐ裏ワザ
くらしのマーケットなど個人向けマッチングサービスを利用した格安引っ越しでは、トラック1台・作業員1人のワンマンオペレーションも多い。大型冷蔵庫を自力で傾けたり、現場で排水処理を行ったりする余裕はないため、事前準備の甘さが直ちに「運搬不可」のキャンセル判断に直結する。
万全を期すなら、水抜き後に本体下部へ吸水シートや古タオルを敷いて一晩置き、残留水が床を汚さないよう養生しておくこと。さらにドアを養生テープで仮固定し、パッキンが浮かないように配慮するだけで、新居に到着した瞬間から嫌な臭いも水漏れもない快適なキッチン空間を再構築できる。 (出典: 冷蔵庫 引っ越し 水 抜き(Yahoo!ニュース))