京都土産の頂点「茶の菓」の秘密!職人が語る濃茶とチョコの黄金比
茶 の 菓が京都の玄関口を埋め尽くす光景は、もはや古都の日常として定着した。新幹線改札を抜ける旅行者の手元には、例外なく深緑の紙袋がある。2007年の誕生以来、洋菓子・製菓業界の定説を覆し続け、いまや手土産の絶対王者として君臨するお濃茶ラングドシャ 茶の菓。単なる一過性の流行菓子ではない。なぜここまで人を惹きつけ、熱狂的なリピーターを生み出し続けるのか。現場の取材で見えてきたのは、妥協なき茶葉への執念と、計算し尽くされた味覚の構築美だった。
京都駅ビルに位置するジェイアール京都伊勢丹の店舗前には、平日午前にもかかわらず長蛇の列ができていた。観光客だけでなく、地元京都のビジネスパーソンが大切な商談の品として茶 の 菓をまとめ買いしていく。数ある宇治抹茶スイーツの中で、なぜこれほどまでに別格の信頼を勝ち得ているのか。その深層を探るべく、製造を手がける株式会社ロマンライフの旗艦ブランド「京都北山 マールブランシュ」の味覚哲学を紐解いた。
職人が明かす濃茶とホワイトチョコの黄金比!圧倒的人気を誇る理由
口に含んだ瞬間、鮮烈なほろ苦さが舌先を支配する。直後、まろやかなミルク感がふわりと広がり、濃茶の輪郭を際立たせる。この鮮やかなコントラストこそが、食べる者を虜にする最大の仕掛けだ。
開発陣が求めたのは、抹茶風味のお菓子ではなく「本物の濃茶を味わうための洋菓子」。一般的な抹茶スイーツは熱や油分で香りが飛びやすく、甘さで誤魔化されがちだ。しかし本作では、オリジナルのホワイトチョコレートを極薄に仕上げ、ラング・ド・シャ生地に挟み込んでいる。主役はどこまでも濃茶。ホワイトチョコは茶の旨味、苦味、香りを最大限に引き出すための「調味料」としての役割に徹している。このミリ単位の厚みと配合バランスこそが、他社の追随を許さない黄金比の正体である。
茶匠・森田治秀氏が仕掛ける「宇治茶(宇治白川・宇治田原)」の極上茶葉選定
原材料への徹底的なこだわりは、契約農家との二人三脚から始まる。味の要となる茶葉のブレンドを担当するのは、日本屈指の茶鑑定士である森田治秀氏だ。
使用されるのは、京都を代表する名産地である宇治茶(宇治白川・宇治田原)の一番茶を中心とした厳選茶葉。日覆い栽培によって旨味と覆い香を極限まで高めた白川の茶葉と、豊かなコクと力強い骨格を持つ宇治田原の茶葉。これらを独自の「合組(ごうぐみ=ブレンド)」技術によって掛け合わせる。洋菓子のオーブン熱に耐えうる濃厚な色・香り・味を備えた専用の濃茶は、こうして生まれる。
繊細なラング・ド・シャ生地に宿る京都の洋菓子づくりの美学
茶葉のポテンシャルを受け止めるラング・ド・シャ生地の焼き上げには、熟練の職人技が欠かせない。
生地の厚みや焼き時間は、当日の気温や湿度によって微妙に調整される。目指すのは、サクッとした軽快な歯ざわりの直後に、スッと口の中で溶けて茶の粒子と一体化する繊細なテクスチャーだ。表面に刻印された「京」「茶」「菓」の焼き印は、見た目の美しさだけでなく、均一な火入れの証でもある。京都の伝統美意識と西洋菓子の技術が見事に融合した結晶といえる。
「お濃茶フォンダンショコラ 生茶の菓」との食べ比べに見る進化の系譜
ラングドシャの成功に甘んじることなく、マールブランシュはさらなる濃茶体験を創出した。その代表格が「お濃茶フォンダンショコラ 生茶の菓」である。
サクサクとした軽やかな食感を楽しむラングドシャに対し、フォンダンショコラはねっとりと濃厚で、まるで生チョコレートのような重厚感を誇る。冷蔵庫で約1時間冷やしてから口に運ぶと、濃茶の風味が凝縮されたリッチな旨味が広がる。軽快な「乾」の茶の菓と、濃密な「湿」の生茶の菓。二つのアプローチを体験することで、京都北山が追求する濃茶スイーツの真価が浮き彫りになる。
手土産で失敗しない選び方とマールブランシュ公式オンラインショップ活用術
京都を訪れたなら店頭で買いたいところだが、夕方には主要ターミナルで完売するケースも珍しくない。特に新幹線発着前後の京都駅周辺は混雑が激しいため、スケジュールに合わせた立ち回りが求められる。
確実に手に入れたい場合や、遠方の知人へ直送したい場合は、マールブランシュ公式オンラインショップの活用がスマートだ。季節限定の掛け紙や贈答用パッケージの指定もスムーズで、鮮度の高い品が直接届く。特別な手土産として選ぶなら、相手の好みや季節に合わせてラングドシャと生茶の菓をセットにした詰め合わせを選ぶと間違いがない。 (出典: 茶 の 菓(Yahoo!ニュース))